◎ニートからの脱却
ニートの、厚生労働省の定義では「非労働力人口のうち、年齢が15歳~34歳で、卒業者、未婚であって家事や通学をしていない人、学籍はあるが実際は学校に行っていない人、既婚者で家事をしていない人」を指し、内閣府の定義では「高校や大学などの学校及び、予備校や専修学校などに通学しておらず、配偶者のいない独身者であり、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳以上 34歳以下の個人である」としていて、家事手伝いをニートに含めていますが、厚生労働省は含めていません。
もし、あなたがニートと言われている本人で、「楽をしている」、「甘えている」、「怠けているだけ」など、周りの人やもしくは親や家族から言われていたとしても、気にしないでください。
あなた自身が、働いていないことに、どれほど辛い思いをしているかは、周りの人達はなかなか理解をしてくれませんよね。
あなたは、働く気が無いから働かない、のではなくて、「働けない理由」があるから「働けない」というこということなのですよね。
もちろん、中には「働く気のない」という、働きたくない人も多々いるでしょう。
でも、彼らだって必ずしも「疲れるから」「面倒だから」など、働くのが嫌だからということが、すべての理由とは限らないのですよね。
ニートになってしまった原因は、様々な要因が考えられますが、現実は自分でもどうしていいのかよく解らないし、誰も判ってくれそうにもないのですよね。
大切なことは、一刻も早くなどと焦らないことで、特に、親や家族などからの期待を感じるときは要注意です。
「~しなければ、ならないから…」という考えは、持たないようにしましょう。
「~なら、できるかもしれない…」と、思えるようなことを見つけましょう。
目標は小さくていいのです。
苦手なことには、手を付けようとしないで、自分の得意な分野から始めてみることですね。一番やり易いところから始めてみましょう。
失敗などはしてもいいのです。
もちろん、失敗しないにこしたことはありませんが、失敗は何度繰り返してもよいのですよ。
元々「人との付き合いが苦手」という人や、就職はしてみたものの職場の人間関係に疲れ果てて辞めた人などは、逆に、あなただからこそできる仕事があるはずですよ。
直接、人と接することなくできる仕事や、自分一人でも、自宅ででもできる仕事を見つけて、一人でも自立できる生き方を考えてみることも、選択肢の一つではありませんか。